面白くて為になるコミックエッセイ

面白いことは大事である~コミックエッセイのすすめ~

「コミックエッセイ」は、作者の経験談をマンガにしたものであり、ビジュアルに訴えつつ、軽やかで読みやすいエンタメであり、アートです。

悲惨な経験をとりあげているコミック・エッセイですら、さらさらと読み進められる上、最後には感動・・・!なんてパターンもけっこうあります。

そんなわけでコミック・エッセイ好き私が、おススメな作品をカテゴリー別にご紹介します。みなさまにも良い出会いがありますように。

こころの状態によって、刺激が強いものもありますので、ご注意くださいね。

1.ウツ

人が100人ほどいたら、その内5人ほどがウツを経験するというこの時代。ウツはもっと身近で、もっと気軽に扱えるといいものだと思います。ウツは深刻で大変なものですが、だからこそ、さっくり学べるコミックエッセイは貴重です。

ウツについての経験談を書いた本としてとても有名なものに「ツレがうつになりまして」があります。映画化もされてますし、私が紹介するまででもないのですが、興味のある方はどうぞ!

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫) [ 細川 貂々 ]

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それから「うつヌケ」も有名な本だと思いますが、おすすめです。実体験なので、それなりに言葉の重みがありますし、自分なりにうつを抜けたコツなどが書いてあります。ウツに悩んだ色々な方の体験談が集められています。

画力も高いので、言わんとしていることがビジュアルで理解しやすいです。

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それから、こちらは棋士の方の実体験を描いた「うつ病九段」。まだウツが完全に回復していない中でのコミックエッセイですが、ご家族に精神科医がいるため、そのアドバイスなどにも触れることができます。

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感想(1件)

2. 一味違う人・変わり者

私はもともと壇蜜さんが好きでした。そしてその旦那さんである漫画家の清野とおるさんも好きです。

ですので「壇蜜」という、そのまま壇蜜さんの観察日記のような内容の漫画/コミックエッセイが出たら、もちろん買うにきまっています!

そして、読んでみると、ますます壇蜜さんが好きになりました。

さて、その壇蜜さんは「ウツ」で入院もされています。この漫画/コミックエッセイを読むと、壇蜜さんはなんというか、他の人とは一味違う特別な力を持った人だと感じました。だからこそ、苦しいこともあり、周りに理解をしてもらいにくいことがあるのかもしれません。

ただ、芸能人と言うこともあり、このウツからご快復されるようでしたら、上の「ウツ」のコミックエッセイの欄でぜひ紹介させてほしい。壇蜜さんだから、こんなに辛くて大変な経験をされたとしても、闇から、泥から、花を咲かせられるそういう力があるように思えるのです。

「壇蜜」(1)【電子書籍】[ 清野とおる ]

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さて、「変わっている」というのは、少なくともクリエイティブな人にとっては、基本的には誉め言葉ではないでしょうか。有名ではないかもしれませんが、私はこの作者さん、好きです。「貧乏漫画家は野花のように美しくいきたい」。まあ、よかったら息抜きにお読みください。

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3. ヤングケアラー 関連

お母さんのおむつを替えた日」・・・・実はタイトルで敬遠してずっと読んでいませんでした。だって、コミックなのに、しんどい気持ちになりそうなタイトルですから・・・。

だけどある時、ふと目に留まって読んだどころ、最後にはポジティブな意味で泣きました・・・・。

母親は善意があり、自分の人生を自分なりにまっとうしようとしているのですが、自分の子どもには犠牲を強いてしまいます。しわ寄せをくらった子どものは、自覚なくヤングケアラーとなり、自己犠牲の道を歩むようになります。

そういう紆余曲折あっての、後半が深いのです。なお、前半もある意味、特殊な状況なので、能力ゆえにこんな状況になる方もいらっしゃるんだなと興味深く読み進められるのではないかと思います。

さて、この本は「ヤングケアラーの実態を知るにはうってつけの本」だと思います。自分がヤングケアラーだと気づいていない人、その周りの人たち、子どもは親の介護をするのが当然と思っている人に是非読んでほしい一冊です。

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4. 自殺されるということ

私はカウンセラーという経験上、自死遺族の悲しみは言葉に表せないほど甚大なものと認識しています。自殺は、本人の周りの人生を一変させるような、とりかえしのつかない、非常に大きな苦しみを生み出すものです。

さて、今回、紹介する「自死遺族になっちゃった」も、自死遺族の心の苦しみや負担を描いています。しかし、心の負担に関しては、おそらくあまりにディープ過ぎるので、どちらかというと経済的な負担をメインに描いているように思われます。

マンションで妹の夫が自殺したことにより、妹がマンションを管理する不動産屋から1千万円の損害賠償を求められるという経験が描かれています。夫が亡くなって傷ついている妹にとって、まさしく、ふんだりけったりな話です。

自死遺族となった妹さんはお金がない中、弁護士を雇って対応しますが、負担が軽減されても、やはりけっこうな額を背負わなくてはいけないんですね。

もし家族への負担が自殺をやめる歯止めになりそうであれば、このコミック・エッセイを読むのもよいかもしれません。そして、それくらい辛いのであれば、ためらわずに支援を求めてくださいね。

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